一般社団法人化のお知らせ「一般社団法人 京都府山岳連盟となりました」

UP 2020-07-25

お知らせ

ごあいさつ

京都府山岳連盟は、『一般社団法人 京都府山岳連盟』になりました。

 1948年7月、登山を愛好する先輩諸氏が集まり京都府山岳連盟が結成されました。
 当時は戦後間もない時期で、山に登るためには登山者相互の協力がなければ安心して山に登れない状態で、特に登山につきものの「遭難」時には、公的救助機関も整っておらず、山岳会同士が助け合わなければ対処できない時代でもありました。
 そして今日、公的救助機関の技術も向上し、ヘリコプターが救助の主役として活動するなか、山岳団体が救助活動に関わる機会も少なくなってきました。
 しかし、便利な通信手段も手伝ってか、「遭難」は年々増え続けています。その内容といえば、本格的な登山をする登山者が減少し、山岳団体に加入されていない中高年者や単独登山客の増加により、「山岳遭難」と言えるような遭難は減少し、道迷いや疲労、持病などによる行動不能とか初歩的なミスによる安易な救助要請が半数以上を占め、山岳遭難は今や一つの社会問題ともなっています。
 このような状態が今後も続き、それを放置するなら私たち山岳会、その連合体である山岳連盟の存在そのものが問われます。同時に登山=遊び・悪、登山者=厄介者・邪魔者として社会的に肩身の狭い思いをさせられ、その社会的・文化的地位は低下すれど上がることは決してないと考えます。現に今シーズン、コロナ感染予防を盾にした登山に対する自治体の対応を目の当たりにして、寂しく悲しい思いをしているのは、私だけではないと思います。(山小屋を休業することはよしとしても、登山そのものを禁止することが必要なのか?)
 このような登山界を取り巻く厳しい状況の中で6月23日、「京都府山岳連盟」は『一般社団法人 京都府山岳連盟』として法務局における登記を完了し、7月12日の定期総会でおいて正式に法人化が決定されました。
 これは、単なる法人格取得だけではなく、公平性、透明性、誠実性等を持った京都府を代表する山岳団体として、登山やスポーツクライミング、トレラン、ハイカー、トレッキング、オリエンティーリング、マウンテンバイク愛好者等々、山岳に関わるスポーツ全般が抱える問題に、責任を持って向かい合っていこうとする決意の表れであります。
 特に遭難の防止については、緊急を要する課題であると考えています。登山は、装備とネットの情報さえあれば、誰でも気軽に簡単に行えるものと勘違いして、十分な知識や技術を持たず、その上これから登る山の下調べもせずに山に来ている人を多く見かけます。このような人達にも、人に迷惑をかけず安全で楽しい登山を続けてもらえることを願い、登山者教育には今まで以上に力を注いでいかなくてはなりません。
 さらに連盟全体の活動、委員会活動等を一段と充実させ、関係団体、行政機関等の協力も得て、京都府民の皆さんに山岳に関わる自然やスポーツに、安心して親しんでもらえる機会を提供し、1人でも多くの方に山岳連盟への関わりを持って頂くことが、一個の人格を持った「一般社団法人 京都府山岳連盟」の責務と捉えております。
 このように書けば連盟加盟団体、個人の皆さんは、「法人になって責任ばかりが増えて何のメリットもないのでは?」と、思われるかも知れませんが、法人になることにより社会的にかけがえのない「信用」と「地位」を得ることができました。この「信用」を生かすも殺すもの皆さんの考え方と、その活動次第です。「信用」をフルに活用して皆さんの登山、スポーツ活動をより一層充実させてください。また、連盟は未加盟の団体や個人の方にも門戸を開いて皆さんの連絡をお待ちしております。いつでもお気軽に連絡ください。

後になりましたが法人化を進めるに当たり、ご指導ご協力をいただきました関係各位には心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

2020年7月吉日
一般社団法人 京都府山岳連盟
会長 湯浅 誠二

icon_pdf 一般社団法人 京都府山岳連盟 定款(2020年7月)
icon_pdf 理事・役員名簿(2020年7月)

沢登り交流会へのお誘い(2020-08-29)

UP 2020-07-16

お知らせ

2020年度指導遭対委員会事業の一環として、沢登り交流・講習会を下記のとおり実施いたします。 本年は、京都の沢登り愛好者にとって一番なじみが深く、いつ来ても楽しめる、日本一素晴らしい?「比良 奥ノ深谷」で実施します。もちろん泳ぎも堪能できます。 連盟所加盟団体会員及び個人会員(以下、連盟会員)、多数のご参加をお待ちしています。 目 的 沢登りを愛好する連盟会員で、沢登り経験がある初級者や、メンバー不足にストレスを抱える方々の技術アドバイスと、悩みの解決を図る。 日 時 29日(土) 場 所 比良西面 奥ノ深谷 集 合 29日(土)8時00分に、坊村・葛川支所前駐車場を出発できるように集合 (交通の便がない方、早めに下記まで連絡してください。調整をします。) 詳しくは下記の案内(PDF)をご覧ください

 2020年度 沢登り交流会へのお誘い(PDF)

「ぐるっと京都一周トレイル 春 鞍馬コース」は2021年春(予定)に延期いたします。

UP 2020-06-12

お知らせ

ご承知の通り、「新型コロナウイルス」の感染が広がっています。 「ぐるっとトレイル」も多くの方が参加されますので、感染リスクを減らすためにも9月27日(日)2021年春(予定)に延期することにいたしました。 参加を楽しみにされていたと思いますが、ご理解いただき、次回ご参加下さい。 既に申し込みされている方は、改めて申し込みしなくても、当日受付においで下さい。

政府の緊急事態宣言全面解除を受けて、山岳スポーツ愛好者の皆様へ。

UP 2020-05-27

お知らせ

2020.05.27

<山岳四団体声明>政府の緊急事態宣言全面解除を受けて 山岳スポーツ愛好者の皆様へ

令和2年5月25日

政府の緊急事態宣言全面解除を受けて山岳スポーツ愛好者の皆様へ 本日(令和2年5月25日)、政府は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の全面解除を発表しました。国民、そして山岳スポーツ愛好者にとっては待ちに待った宣言解除です。山岳スポーツ自粛をお願いしてまいりました山岳四団体として、自粛要請の重要性をご理解いただき、ご協力くださいました皆様に厚く御礼申し上げます。 自粛解除後の山岳スポーツ再開にむけて基本的なガイドライン(指針)を下記に示しました。より詳細なガイドラインにつきましては自治体、所属の山岳団体、山岳会等のガイドラインを参考にしてください。ガイドライン遵守は、山岳救助関係者、医療関係者、山域圏内の住民、そして山岳スポーツ仲間への相互感染を防ぎ、予想される第二次感染症拡大防止に貢献します。 全面解除を受けてもコロナウイルス感染の危機は常に存在します。 引き続き皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

全文はここをクリックして下さい。  

公認スポーツクライミングコーチ 養成講習会 (開催要項/兵庫岳連)

UP 2020-05-26

お知らせ

公認スポーツクライミングコーチ1養成講習会(専門科目)が兵庫県山岳連盟主管にて実施されます。 公認スポーツクライミングコーチとは、(公社)日本スポーツ協会(旧:日本体育協会)が資格認定する指導者で、競技における専門性はもちろん、スポーツ医・科学の知識を活かし、「スポーツを安全に、正しく、楽しく」指導し、「スポーツの本質的な楽しさ、素晴らしさ」を伝えることができる指導者の資格制度です。 資格取得を目指す方は、(公社)日本スポーツ協会が実施する共通科目(スポーツリーダー資格)の受講および(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会の実施する専門科目の受講が必要です。※本養成講習会は専門科目の案内となります。 日頃よりスポーツ指導に携わる教員の方やインストラクター、クライミングジムスタッフのスキルアップ・キャリアアップなど、是非ご受講ください。  

icon_pdf 専門科目受講案内(兵庫県山岳連盟開催)(PDF)

申込みは各所属岳連に行ってください。

 

なお、専門科目受講には、京都府山岳連盟への加盟および承認が必要となります。 受講希望の際は当連盟事務局までお問合せください。

 

【重要】京都府代表選手の選考について(経過報告)

UP 2020-05-13

お知らせ

先日「2020年鹿児島国体 京都府予選会 中止のお知らせ」およびその中で、5月10日を目処に選考方法をお知らせするとしておりましたが、公益財団法人日本スポーツ協会より、今年度実施予定の鹿児島国体についての開催可否決定を6月中におこなう旨の通知がまいりました。 また、近畿ブロック大会・スポーツクライミング競技会においても、当初の開催予定日7月19日20日が延期となり、現状では8月22日23日に開催を目指し準備されていると報告がありました。 本状況を踏まえ、京都府代表の選手選考についてもさらに延期とさせていただきます。 選手の皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力頂ますようよろしくお願いいたします。 なお、鹿児島国体開催可否の決定状況(予定では6月末頃)に基づき、速やかに選手選考に関するお知らせを行っていきたいと思います。  

競技委員会

【重要】2020年鹿児島国体 京都府予選会 中止のお知らせ

UP 2020-05-01

お知らせ

第75回国民体育大会(鹿児島国体)山岳競技の京都府代表選手の選抜について、大会期日を5月末に延期し開催を目指して準備しておりましたが、国内外で拡大している新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言発令、そして選手、スタッフをはじめとする関係者へのリスク回避を最優先と考え、今年度の「京都府予選会(京都府民体育大会山岳競技会2020)」開催を中止と致します なお、現時点では近畿ブロック大会(日程:7月18日~19日、主管:滋賀県)や国民体育大会(日程:10月4日~6日、場所:鹿児島県南さつま市)の延期や中止は発表されておりませんので、引き続き、競技会を開催しない中で京都府代表選手を選考する必要があります。 今年度の選考方法につきましては、5月10日を目処に、本ウェブサイトにて発表する予定です。 大会開催を心待ちにされていた皆さまには大変申し訳ございませんが、ご理解、ご協力をお願いいたします。  

京都府山岳連盟 競技委員会

「緊急事態宣言」対応について。(4月28日)

UP 2020-04-28

お知らせ

2020年4月28日

京都府山岳連盟 会長 湯浅誠二

京都府山岳連盟の「緊急事態宣言」対応について

平素は、本連盟の活動に対しご理解とご協力を頂きお礼申をし上げます。 早速ですが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4月6日に7都道府県に「緊急事態宣言」が発出されましたが、感染者が増えている状況の中、4月16日(木)に「緊急事態宣言」が全国を対象に拡大されました。この緊急事態に、京都府山岳連盟としての取り組みを先日HPに掲載させて頂きましたが本日、京都府から府立高校等の5月末日までの休校が発表されました。 つきましては、連盟事業・会議等を当面は、緊急事態解除が明確になるまで自粛することにいたしました。そのため各種会議や通常総会等の日程については、解除日程が決定次第連絡をさせて頂きます。 また、連盟会員の皆様をはじめ、登山者の皆様には、この連休中の登山をお控え頂くようにお願いいたします。医療機関や救助機関が逼迫している現在、万一にも救助を必要とする事案が発生したならば、現場の混乱は火を見るより明らかです。この緊急事態を脱し、一日も早く安全な日常に戻り、登山を楽しめるよう努力していくのが私たち登山者の、また社会人としての責務であると考えております。 私たちにとって辛く、辛抱のいることであるとは思いますが、なにとぞご理解いただきますようよろしくお願いを申し上げます。

京都府山岳連盟の緊急連絡先: 携帯 090-2355-2551 mail info@kyoto-gakuren.jp

一周トレイル「北山西部コース」通行について。

UP 2020-04-27

お知らせ

道標61番周辺の盗人谷三の橋について

道標61番周辺の盗人谷三の橋は自然災害等の影響を受け,橋の耐久性が低くなっています。 通行される際には,一度に複数人で渡ることは避け,お一人ずつ慎重にお渡りください。

「山岳四団体」声明。山岳スポーツ愛好者の皆様へ!

UP 2020-04-20

お知らせ

 

令和2年4月20日 山岳スポーツ愛好者の皆様へ

新型コロナウイルス感染被害は拡大の一途をたどり、ついに緊急事態宣言対象地域が全国に拡大しました。 山小屋の従業員を感染から守り、宿泊登山者の3密による相互感染を防ぐため、多くの山小屋やスポーツクライミング施設の閉鎖が相次いでいます。 新型コロナウイルスは、潜伏期間が長い、感染しても自覚症状がでない、一度陰性になっても再度陽性反応がでる感染者が多く見られます。このような潜在的感染媒介者には若年・壮年層が多いのも特徴です。全国民が、外出制限、商業施設の相次ぐ閉鎖あるいは在宅勤務等々、日々逼迫した窮屈な生活を強いられています。このような現況下で、都市を離れ、清浄な空気と自然を求めての登山やクライミング行為は、出先の方々への感染を広め、山岳スポーツ愛好者自身が感染するリスクを高めます。この緊急事態に対処するには、山岳スポーツを愛する皆様の他者への思いやり、そして何よりご自身の感染防御に専心され、事態の収束を見るまで山岳スポーツ行為を厳に自粛していただきますよう山岳四団体としてお願いいたします。山岳スポーツに係わる皆様の緊急事態宣言へのご理解とご協力で、感染症拡大阻止に寄与し、この未曽有の感染危機が一日も早く収束することを願っております。近々事態が収まり、山で、岩場であるいはスポーツクライミング施設で皆様と再びお会いできる日を楽しみにしております。

山岳四団体 公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会 日本勤労者山岳連盟 公益社団法人 日本山岳会 公益社団法人 日本山岳ガイド協会