2011年3月に起こった東日本大震災の被災地支援を行うイベントとして、京都府山岳連盟が市民に京都トレイルを歩いてもらい、その収益金を被災地に寄付する活動を行いました。
このイベントの参加者から同様の行事の継続希望の声が多数寄せられたことや、京都付近の山で多発する事故を防ぐ為の取り組みとして意義があると考え、登山学校は山岳連盟の社会貢献事業の一環として2012年にスタートしました。
「山には登りたいけれど、その一歩が踏み出せない」、「山には登っているが、もし事故に遭ったらどうしよう」、「登山に必要な知識を改めて学びたい」等々、多くの方が登山の基本的な知識を求めておられる事を実感しております。
登山はあくまで自己責任です。山へ登られる方が安全に、そして楽しんで登山が出来るように、登山学校のスタッフ一同、お手伝いをしていきたいと思います。
昨年度はコロナ感染リスクを考慮して、生徒数40名で実施しました。緊急事態宣言により日程変更を繰り返しながら、何とか全9コースを実施する事ができました。今年度も人数を50名に限定して実施しますので、希望される方は募集期間内に登山学校H.Pから募集条件、方針、コース案内を確認して応募ください。
2022年2月
(一社)京都府山岳連盟 校長
宮井 秀樹
登山学校では、天気図の読み方や読図(山の地図)などの室内学習、京都近郊の山を歩きながら行う実習登山や救急救命講習など、「教室での基礎講義」と「屋外フィールドワーク」を通じて、山へ登られる方が安全に、そして楽しんで登山ができ、自立した登山者となれるようカリキュラムを構成しています。