登山学校2024年度活動報告(第4コース)
第4回室内学習は9月7日(土)に「山の地図」というテーマで実施し、実習登山は9月29日(日)に「ケーブル比叡~大原戸寺」で実施した。いよいよ、地形図とコンパスを使った山行が始まった。読図はこれからも続くので、生徒さんには道迷いをしない為の知識と技術を習得して欲しい。
第4コースの活動内容は下記のサイトの「第4回」から確認して頂けます。
登山学校ウェブサイト(2024年度活動報告)
報告者 | 登山学校 |
実施日程 | 2024/9/7(室内),9/29(実習登山) |
実施場所 | (講義)京都テルサ (実習登山)ケーブル比叡~大原戸寺 |
第4回室内学習は9月7日(土)に「山の地図」というテーマで実施し、実習登山は9月29日(日)に「ケーブル比叡~大原戸寺」で実施した。いよいよ、地形図とコンパスを使った山行が始まった。読図はこれからも続くので、生徒さんには道迷いをしない為の知識と技術を習得して欲しい。
第4コースの活動内容は下記のサイトの「第4回」から確認して頂けます。
2024年度前期最後の山行は、琵琶湖西岸の「リトル比良」。
9月にしては異常な猛暑日続きの上、事前の天気予報はおおよそ雨。前日に天気が急転して実施が決まったものの、酷暑と雨の両方に気を配るのは大変です。
幸い雨のほうは途中パラパラと頬に感じる程度で済みましたが、その分、湿気がすごく、用意していた500ミリリットルのペットボトル4本が次々と空になりました。
コースは「リトル」の名から可愛らしい印象を受けますが、岳山・鳥越峰・岩阿沙利山の3つの低山を結ぶアップダウンはコース定数24とあって、なかなかハード。
先頭を歩くリーダーの、左右に大きく棒を振りながら蜘蛛の巣を払って歩く姿が印象的でした。綿菓子をつくるかのようでした。
花はほとんど咲いておらず、その代わりにいたるところにキノコがにょきにょき! どれも見た目が愛らしく、そこかしこで女性たちの歓声が上がっていました。
ラスト、長丁場のガレ場では足を滑らせないよう気をつかいました。無事に下山して駅に到着したときには達成感と、心地よい疲れが体に残りました。
参加者19名、スタッフ6名。2班に分かれて出発。
スタッフ1名の引率の元、3名が鳥越峰からエスケープルートで近江高島駅に下山しました。
◎コースタイム
JR近江高島駅 8:45 →長谷寺 9:00 →⽯灯篭 9:50 →岳⼭ 11:20 →オウム岩 12:10 →鳥越峰 12:20 →岩阿沙利⼭ 13:40 →寒⾵峠 15:10 →JR北⼩松駅 17:00
◎走行距離/約12㎞
◎時間/8時間15分(休憩時間を含む)
◎コース乗数24
2024年度指導・遭難対策委員会の第3弾の事業となる「遭難をなくする集い」を、京都市右京ふれあい文化会館で開催しました。
講義は、山でのアクシデントの内30%以上と最も多い「道迷い」に焦点をあて、日頃から山での遭難捜索活動に従事している救急救命士の川原氏が「遭難と原因」、「アクシデントを起こさないために」、「セルフレスキュー」の3部構成で、実技を交え講演を行いました。
参加いただいた皆さんは、実際に現場で活動している講師からの事例を交えた内容に熱心に耳を傾け、それぞれで気づきを得ていただけたと思っています。
講習会の様子は、以下サイトの活動レポートページから確認して頂けます。
一年に一度の宿泊登山。今年は鳥取県の大山(1709m)に登りました。
今回、初日の24日(土)は移動日のため、宿泊先に到着した後、各自で近隣を散策するなどしてリラックスタイムを過ごし、風呂と夕食を済ませ、早めに就寝して翌朝に備えました。
が、このときわたしは内心、ワクワク感より緊張感のほうが強く、正直、気もそぞろでした。天気予報で翌日がかなりの確率で雨予報だったのと、18時頃から地面を叩きつけるような激しい雷雨に見舞われたからです。「滑りやすいだろうな、こわいな」「猛烈な湿気かもしれない」とネガティブなことを思い浮かべました。正直、夜はあまり寝付けなかったです。
が、それでも淡々と準備して出発できたのは、朝、ほかの参加者と「あまり眠れなかったですね」「いつもの睡眠が10割だとしたら3割くらい」「そういうものですよね」などと何気ない会話を通して「みな同じだ」と安心できたからです。宿で朝ごはん代わりに用意してもらったおにぎりにやさしさを感じ、「よし、がんばろう」と心が決まりました。
翌25日(日)はまだ日が昇らない朝5時、雨装備で、2班に分かれて歩きはじめました。
登山口からのルートはよく整備されており、木の階段がひたすら続きます。途中、4合目・5合目…と標識が出てくるので、その標識を見つけるたび励まし合い、またひたすら登りました。
8合目までたどりつくと、そこから先は木道が敷かれた登山道に変わります。木道の周辺には国の特別天然記念物であるダイセンキャラボクが広がり、足元には名前を知らない可憐な花がいくつも咲いていました。とりわけ遠くに見えた雲海と日本海の光景は、これから先も長く記憶に残ると思います。
登頂後、今度は足をすべらせないよう慎重に下りました。足腰はだいぶ疲れましたが、あたりに広がるブナ林の気持ちいいこと! 幸運にも心配していた雨にはほとんど降られず、宿で風呂を借りて、全員、無事に、帰途に尽きました。
●1班コースタイム
⼤⼭館5:10スタート 夏山登山口5:15 行者谷分岐6:35 6合⽬避難⼩屋6:55~7:10 大山山頂8:15~8:50 6合⽬避難⼩屋9:35 大上神社11:05 行者登山口11:10 ゴール(⼤⼭館)11:30
走行距離/約6.9㎞ 時間/6.5時間(休憩時間を含む)
上り949m、下り949m コース乗数20(普通)
2024年度指導・遭難対策委員会の第2弾の講習会を、「行動・登攀技能」のテーマで7月15日(月・祝)と7月28(日)に実施しました。
7月15日(月・祝)は、多様な自然地形や環境の中で、危険を回避し、安全確実、また迅速に行動できるトータルスキルを習得するには何が必要なのか、4つのテーマに絞って室内でレクチャーを行いました。
7月28日(日)は、前回の室内講習の実践編とし、大原の金比羅山にて不整地での歩き方や急斜面の登り下りを徹底して指導、体験していただき、また危険箇所でのフィックスドロープによる安全通過の方法を練習しました。
講習会の様子は、以下サイトの活動レポートページから確認して頂けます。
報告者 | 競技委員会 |
実施日程 | 2024/07/27 ― 2024/07/28 |
実施場所 | 大阪市ディーボルダリングプラスリード難波 |
7月27日(土)~28日(日)、第78回国民スポーツ大会(佐賀国スポ) 近畿ブロック大会(スポーツクライミング競技会)が、大阪市のディーボルダリングプラスリード難波で開催されました。
本年度の大会は和歌山県山岳連盟の主管にて執り行われ、近畿2府4県より集結した選手たちが10月に開催される佐賀国スポの出場権をかけて、熱い戦いを繰り広げました。
京都府からは少年男子・少年女子・成年女子種別、各2名が出場しました。
選手の奮闘叶わず、京都府チームは本国スポ出場権の獲得には至りませんでした。
※成年男子は今年度ストレート出場
参加されました選手・監督ならびに競技運営に携わっていただきました各府県役員の皆様、お疲れ様でした。
出場されました選手の皆様の今後のさらなる活躍を期待しております。
【大会リザルトはこちら】
全種別最終成績(PDF)
本競技会の結果を受け、京都府からは成年男子チームが、10月の佐賀国スポに出場いたします。
引き続き、京都府選手団へのご支援ならびに応援のほど、よろしくお願い致します。
京都府山岳連盟 競技委員会
第3回室内学習は7月6日(土)に「地図に親しむ」というテーマで、テルサ周辺での室外学習として実施し、実習登山は気象条件により中止した第2コースを7月21日に第3回実習登山として実施した。実習登山当日は午後には「熱中症警戒アラート」が発令される予報だったので、標識42から「南禅寺」へエスケープして終了した。
第3コースの活動内容は下記のサイトの「第3回」から確認して頂けます。
梅雨の中休みとは、まさにこのこと。6月の山行は、前日までの暗い雨雲が嘘のように消え、時折、陽ざしが見え隠れする中、実施されました。
ハードな山行になるため十分に準備してのぞむよう、事前にアナウンスされていました。が、そう思えば思うほど、不安と緊張が高まります。
スタート地点の神社で、リーダーから「土砂崩れのため、帰りのバスが運休しています。バスの時刻を気にせず歩きましょう」と発表があったときには、帰宅が遅くなる反面、これで焦らなくて済むと、ホッと安堵しました。
3班に分かれていざ登り始めると、いきなりの急登です。すぐにハァハァ息が上がりましたが、時折、木々の合間から涼しい風が吹き抜け、可憐なコアジサイに幾度も目が留まりました。
御殿山からワサビ峠を抜ける頃には、武奈ヶ岳山頂につづく稜線がくっきりと見えました。
しばらく緩い坂を歩き、登頂すると、360度、圧巻の景色がそこに! 刻々と変わる雲の形を眺めつつ、お昼休憩をとりました。
下りは、雨でぬれた岩で滑らないよう、慎重に歩きました。ずいぶん気を張っていたのでしょう。下山する頃には肩も太腿もコチコチに。バス停から45分ほどかけてようやくJR比良駅にたどり着くと、全身にこれまで感じたことのない倦怠感を覚えました。
ずいぶん長い一日になりましたが、全員で無事に安全に下山できたことが、何よりの成果です。
参加者は会員25名、スタッフ6名、総勢31名。万歩計は30,000歩!
●コースタイム
坊村バス停着8:41 →地主神社発9:15 →御殿山11:45 →武奈ヶ岳着12:50 (昼食)発13:25 →八雲ヶ原14:50 →北比良峠15:10 →カモシカ台16:00 →イン谷口バス停17:32 →JR比良駅18:35
走行距離/約15.8㎞ 時間/9.5時間(休憩を含む)
第2回室内学習は6月15日(土)に実施し、実習登山は気象条件により7月21日の第3回実習登山に延期した。この為、第3コースの実習登山は12月21日(土)に延期して実施する。
第 2コースの活動内容は下記のサイトの「第2 回」から確認して頂けます。
報告者 | 登山学校 |
実施日程 | 2024/5/11(開校式/室内),19(実習登山) |
実施場所 | (講義)京都テルサ、(実習登山)伏見稲荷~蹴上 |
今年度も事前応募制とし、応募者80名となった。
コロナが感染症5類となったこともあり、全員を受け入れることにして今年度の登山学校がスタートした。
80名中、男性は15名で圧倒的に女性が多く、平均年齢は55歳である。
開校式と第1回室内学習を5月11日(土)に実施し、実習登山は5月19日(日)に伏見稲荷~蹴上のルートを歩いた。
途中、標識3-2では、①靴紐の結び方と②ザックの担ぎ方の実習を行ない、東山山頂公園では、班毎にスタッフの装備の紹介を行なった。
スタート直後から雨模様となったが、幸い大した降り方にはならず、雨対策の実習にもなったと思う。
第 1 コースの活動内容は下記のサイトの「第 1 回」から確認して頂けます。