登山学校2023年度活動報告(第2コース)
第2コースの室内学習のテーマは、①「山の歩き方、登山のマナー、トレーニング」、②「京都トレイルで遭遇する毒虫」で講義を行なった。実習登山は蹴上~銀閣寺のルートで実施し、歩き方を重点に指導しながら歩くと共に、途中の標識44-1でストックの使い方を説明した。
第 2コースの活動内容は下記のサイトの「第2回」から確認して頂けます。
又、実習登山の写真と実施報告は、下記サイト内のリンクよりご覧いただけます。
登山学校ウェブサイト(2023年度活動報告)
第2コースの室内学習のテーマは、①「山の歩き方、登山のマナー、トレーニング」、②「京都トレイルで遭遇する毒虫」で講義を行なった。実習登山は蹴上~銀閣寺のルートで実施し、歩き方を重点に指導しながら歩くと共に、途中の標識44-1でストックの使い方を説明した。
第 2コースの活動内容は下記のサイトの「第2回」から確認して頂けます。
又、実習登山の写真と実施報告は、下記サイト内のリンクよりご覧いただけます。
| 報告者 | 競技委員会 |
| 実施日程 | 2023/06/17 ― 2023/06/18 |
| 実施場所 | ディーボルダリングプラスリードなんば |
6月17日~18日、第11回近畿ユースクライミングカップがディーボルダリングプラスリードなんば(大阪市)で開催され、近畿2府4県から出場した小学生~高校生クライマー76名による熱戦が繰り広げられました。
(男子)奥畑 成選手(ユースC)・(女子)西 美柚奈(ユースC)選手が、総合優勝・クリスタルトロフィーを手にしました。
京都府からは10名の選手がエントリーし、うち6名が決勝へ進出し好成績を収めました。
●ユースD
6位 茂木 さき(京都きっず)
8位 西村 志(京都きっず)
●女子ユースC
4位 村上 和香
●男子ユースC
4位 平木 圭太
6位 河本 恒太朗
●男子ユースA・ジュニア
6位 西村 深思
出場された選手の皆さま、大変お疲れ様でした。
また、大会開催にあたりご協力いただきました関係各所の皆さまならびに役員の皆さま、大変ありがとうございました。








近年SNSの普及に伴い、安易に積雪期の山に登る「登山客」が目に見えて増加傾向にあります。滑落の危険を伴うような山でも、大多数の登山「客」はピッケルを持たず「杖」を頼りに登っています。滑ったら「死」を自覚しての登山でしょうか??…いや、「ピッケルなど持っていても使い方など分からない!」と言う方が大多数ではないでしょうか?
本連盟でも同様の傾向が見受けられるところから、積雪期登山に必須の技術修得を目指して今回、雪上でのアイゼンなしと、あり歩行、及び滑落停止技術の初歩技術を5時間かけて練習しました。
雪の状態は表面5㎝程度に軟雪、その下はある程度の堅さがあり、アイゼン無しの歩行には適切な雪質。この状態では、緩斜面の雪上歩行は体重移動に堅さがあるものの何とか○、しかし15度程度の傾斜が着いてくると個々の技術に差が認められ、さらに30度近くになると差が歴然となった。下り歩行では、緩斜面を除き全員×~△の状態。アイゼン歩行も表面が軟雪という条件もあるが満足のいく状態ではなかった。
次に行った滑落停止訓練では、ピッケルの正しい持ち方、使い方さえ分からない状態から、正しい停止動作のピッケルの位置、角度、体重のかけ方、身体の回転動作、アイゼン装時の注意等々、時間を費やして指導し、最後に実際の滑落を想定して滑落停止を行った。
すべての技術について何とか形になってはきたが、まだまだ安心して積雪の山に登るには、さらに数倍の訓練や研鑽が必要です。
以前は、夏の穗高や剣に入るときは必ずピッケルアイゼンを持参し時間があれば同様の練習を繰り返したものです。SNSには便利なところもありますが、身体で覚えることはできません。今後もこのような講習を積雪期に限らず繰り返して継続していく予定ですが、たくさんの方の受講を期待します。


| 報告者 | 登山学校 |
| 実施日程 | 2023/5/13(開校式/室内),21(実習) |
| 実施場所 | (講義)京都テルサ、(実習登山)伏見稲荷~蹴上 |
今年度も事前応募制とし、応募者 59 名となった。59 名中、男性は 12 名のみで圧倒的に女性が多く、毎年平均年齢も若くなっていて今年度の平均年齢 53 歳である。開校式と第 1 回室内学習を 5 月 13 日(土)に実施し、実習登山は 5 月 21 日(日)に伏見稲荷~蹴上のルートを歩いた。途中標識 3-2 では、①靴紐の結び方と②ザックの担ぎ方の実習を行ない、東山山頂公園では、班毎にスタッフの装備の紹介を行なった。
第 1 コースの活動内容は下記のサイトの「第 1 回」から確認して頂けます。
又、実習登山の写真と実施報告は、下記サイト内のリンクよりご覧いただけます。
4月22日(土)、2023スポーツクライミング競技京都府選手選考会が、サンガスタジアム by KYOCERA クライミング施設で開催されました。
本大会は兵庫県選手選考会と合同で実施され、計45名の選手が凌ぎを削りました。
参加されました選手の皆さま、準備・運営にご協力いただきました役員の皆さま、ありがとうございました。




コロナ等のため中止していた三年ぶりの交流会を、氷ノ山戸倉峠から三の丸を往復するコースで実施した。
参加者は、歩き組を含めて11名で、3年ぶりにしては少し寂しい。リフトに近いバックカントリーは流行っているが、山スキーとなると登山とスキーの技術が必要になる。以前は、「山とスキーは一体のもの。」と考える人が多かったが今日、両方一緒にやる方はほとんどいない。今の世の中、そのような金銭的、時間的な余裕もないのが現実だろう。
当日は、天気予報どおりの曇り空で、気温も高く雪は重い。予想していた林道の除雪は、国道から200m辺りまでで、駐車したところからスキー組はスキーを歩き組はワカン等を着けなければならない。約5㎞の林道はつらい。
登山口からは、杉・桧が植林された坂谷コースを登るが、しばらくするとブナとミズナラの広葉樹林帯となり、気分も晴れてくる。傾斜が緩い広い斜面が続きのんびりと歩けるが、高度はなかなか稼げない。下山時、板が滑るか不安にもなる。
右から登ってくる殿下コースに出会う辺りから木々がなくなり、広々とした雪の斜面となる。まもなく三の丸に着くが、スキーで登る方が早いので歩き組の姿は見えない。風がかなり強いので、途中から下山したようだ。
すぐにスキーを滑りモードに切り替え、登りのトレースを外さないように下る。斜面が緩いのでほとんど直滑降に近い姿勢で滑る。林道に戻りしばらく行くと歩き組を追い抜く。やはりスキーは早い!!
長いコースであったが、天気の良い間に予定より早く下山できたことに感謝をし、今回の交流会を終了した。
※来年は、スキー組も歩き組も、短時間で登れて、双方が楽しめるコースで実施したいと考えています。


今年度は、亀岡市の平の沢池にて野鳥観察会を行いました。
47 名の参加者を得、講師からは、種名の同定にとどまらず、生態や環境などについての詳細な説明をいただき、水辺や山野の多様な野鳥を興味深く観察することができました。
お目当てのコウノトリは残念ながら留守でしたが、おだやかな早春の日差しを浴びながら、参加者それぞれに双眼鏡をのぞき、互いに教え合う和やかな楽しい観察会となりました。
日本野鳥の会京都支部の講師の皆様、ご協力ありがとうございました。
観察内容の詳細は以下のPDFをご覧ください。
積雪期の救助訓練および講習会を比良・堂満岳の北面で行う予定でしたが、前日から雨予報のため、実施場所を正面谷の駐車場としました。
現着時は本降りの雨、駐車場にタープやフライシートを張り、雨を避けて遭難者の救護や搬送の手順を訓練を行いました。
実際の搬送も雨の中、遭難者を括り付けるスリングや搬送時のロープが緩いと遭難者、救助者ともに負担が大きくなるということに注意を払う。その後、雪崩の危険性やビーコンでの捜索、救助。救出の実習を行い、応急手当(低体温症対策)などについて指導と意見交換をした後、実際のビーコンによる捜索を体験しました。
経験者の指導により、比較的早く遭難者を発見することができ、参加者も満足の様子だった(ビーコンの性能もよくなっているのか?)。
積雪期救助訓練を雪のない場所で雨の中という変則的な訓練、講習であったが、参加者それぞれに満足した様子が伺え、成果があったと感じられたのは、講師、委員を始め真剣に受講された皆さんのおかげと思っております。
この訓練の成果を今後に生かして、安全で楽しい雪の山を楽しんで行きたいものです。
(一社)京都府山岳連盟では、無雪期、雪期の訓練や講習、沢登りや山スキー、登山学校の開催など、多数の事業を行っています。個人、団体を問わず、関心のある方はご連絡ください。


