こんにちは。山歩き歴一年。初心者マークの山行レポート2回目です。
個人(パーソナル)会員向けの山行では、毎月の山行地として主に京都市内から1時間弱で行ける低山が設定されています。
今回はリーダー・サブリーダーを含め総勢22名で、滋賀県東近江市の船岡山、岩戸山、小脇山、箕作山、太郎坊山を歩きました。たった一日で五山も縦走したわりに、歩いた距離・時間ともに先月よりも短く、解散時刻も早く、初心者でも難なく気軽に歩けるコースでした(万歩計は13,000歩)。
箕作山は「みつくりやま」と読みます。箕(み)とは農具の一種で、殻やごみをふるいわけるためのものをいうようです。その昔、この地で箕作を生業とする人たちが住んでいたのでしょうか。四方を山に囲まれ、琵琶湖という豊かな水脈のある近江盆地は古くから農業で栄えた土地なのですね。
途中、眼下に広大な田畑地帯と琵琶湖を、目線を上げると遠くに比良山、伊吹山、鈴鹿山脈を見渡せる絶景ポイントがありました。
日頃、デスクワーク中心で過ごすことが多い中、山行を通してわずかながらもその土地柄に触れ、悠久の歴史に思いをはせるのは貴重な時間だと思います。
終盤に立ち寄った太郎坊宮は、勝利と幸福を授ける神様をお祀りしているとのこと。地元の人たちの信心を集めている神社なのでしょう。立派な鳥居が立ち並ぶ参道、眺望抜群の本殿、大きな夫婦岩、紅葉が黄金色に色づく拝殿など見どころ満載。日曜日だったこともあってか、ご家族で連れ添う参拝客の姿を多く目にしました。
天候に恵まれ、風は冷たいものの陽ざしは暖かく、ほとんど汗をかかない山行でした。
次回は12月9日(土)、丹波亀岡の半国山です。どうぞふるってご参加ください。
補足/
今回の待ち合わせはJR近江八幡駅から近江鉄道に乗り換えて3つ目の「市辺(いちのべ)」駅。近江鉄道ではICカードが使えず、珍しく現金で切符を買いました。が、自販機で新500円玉が使えなかったのです。乗るべき電車の発車時刻が迫る中、後ろに行列ができてしまい、焦りました。幸い駅員さんは慣れた様子で事なきを得ましたが、何ごとも準備が肝心だと思いました。(むらかみ)
●コースタイム
9:45市辺駅出発~10:10十三仏登山口~11:13小脇山~11:36箕作山、昼食、記念撮影後12:15出発~12:38太郎坊山~13:07太郎坊宮~13:56太郎坊宮駅解散
走行距離/6.8㎞ 時間/4時間11分(休憩時間を含む)