パーソナル山行「大山」

パーソナル山行「大山」

UP 2024-08-29
報告者パーソナル委員会
実施日程 2024/08/24 ― 2024/08/25
実施場所鳥取・大山

一年に一度の宿泊登山。今年は鳥取県の大山(1709m)に登りました。

今回、初日の24日(土)は移動日のため、宿泊先に到着した後、各自で近隣を散策するなどしてリラックスタイムを過ごし、風呂と夕食を済ませ、早めに就寝して翌朝に備えました。
が、このときわたしは内心、ワクワク感より緊張感のほうが強く、正直、気もそぞろでした。天気予報で翌日がかなりの確率で雨予報だったのと、18時頃から地面を叩きつけるような激しい雷雨に見舞われたからです。「滑りやすいだろうな、こわいな」「猛烈な湿気かもしれない」とネガティブなことを思い浮かべました。正直、夜はあまり寝付けなかったです。
が、それでも淡々と準備して出発できたのは、朝、ほかの参加者と「あまり眠れなかったですね」「いつもの睡眠が10割だとしたら3割くらい」「そういうものですよね」などと何気ない会話を通して「みな同じだ」と安心できたからです。宿で朝ごはん代わりに用意してもらったおにぎりにやさしさを感じ、「よし、がんばろう」と心が決まりました。

翌25日(日)はまだ日が昇らない朝5時、雨装備で、2班に分かれて歩きはじめました。

登山口からのルートはよく整備されており、木の階段がひたすら続きます。途中、4合目・5合目…と標識が出てくるので、その標識を見つけるたび励まし合い、またひたすら登りました。

8合目までたどりつくと、そこから先は木道が敷かれた登山道に変わります。木道の周辺には国の特別天然記念物であるダイセンキャラボクが広がり、足元には名前を知らない可憐な花がいくつも咲いていました。とりわけ遠くに見えた雲海と日本海の光景は、これから先も長く記憶に残ると思います。

登頂後、今度は足をすべらせないよう慎重に下りました。足腰はだいぶ疲れましたが、あたりに広がるブナ林の気持ちいいこと! 幸運にも心配していた雨にはほとんど降られず、宿で風呂を借りて、全員、無事に、帰途に尽きました。

 

●1班コースタイム
⼤⼭館5:10スタート 夏山登山口5:15 行者谷分岐6:35 6合⽬避難⼩屋6:55~7:10 大山山頂8:15~8:50 6合⽬避難⼩屋9:35 大上神社11:05 行者登山口11:10 ゴール(⼤⼭館)11:30

走行距離/約6.9㎞ 時間/6.5時間(休憩時間を含む)
上り949m、下り949m コース乗数20(普通)

雄大な大山
クサボタン
雲海と、遠くに日本海
1班集合写真
2班集合写真