JR余呉駅に9:35集合。 どんよりとした曇り空ではありますが、活動中は雨も降らないだろうという予報です。
今回は事前に、コース地図と共に次の3つの課題を頂いており、いつもと少し違った山行になりそうです。
(課題)
- コース上にピークは幾つありますか?
- 貴方が最もきついと思う登りの区間を地図に記入して下さい。
- 2で回答した区間の高低差は何mありますか?
ピーク数の答え合わせを行ってから登山開始。 地図を見ながらそれを検証していきます。
大岩山(282m)から賤ケ岳(421m)山頂までは整備されており歩きやすい道です。紅葉を楽しみながら歩いていると、カツラの落葉から何ともいえない甘い香りが漂ってきました。269.7の三角点を見つけるために、皆で草をかき分け、あたりを探しまわりました。宝探しをしているようで楽しかったです。
この辺りは織田信長亡き後、羽柴秀吉と柴田勝家が覇権を争った「賤ケ岳の戦い」の戦場跡であり史跡も多く存在します。ときおり足を止め説明板を読みながら、戦国の世に思いを馳せました。
そんな事をしながら100mほど登って稜線に出てたあと、賤ケ岳山頂へ到着。 余呉湖の全景と奥琵琶湖が一望できる素晴らしい景色です。ベンチやトイレも設置されており、お昼時という事もあって、たくさんの方が休憩をとられていました。
昼食後は下りから登り返して公法寺山(380m)へ。そこから紅葉が楽しめる稜線を進み、3つ目の長くて大きな登りを頑張って大平良山(458m)山頂へ。下山はちょっとしたアクシデントがあり、刺激的な藪道を楽しみつつ、JR余呉駅へと予定より早く無事に戻ってくることができました。
今回90~130m程の大きな登りが3ヶ所ありました。自分が事前課題②で、一番つらいだろうと思っていたのは賤ケ岳から下った後の公法寺山までの2つ目の登り。昼食休憩後で体が重く、等高線が一番密であったからです。90m程の登りは(それはそれでつらかったのですが…)実際登ってみると短く感じました。また、3つめの大平良山までの130mの登りは距離が長く、だらだらと登るため、別のつらさがありました。 今回、事前に地図から地形を読み取り、距離の異なる登りを体感した事で、それがどういう程度のものであるのか「経験」として残りました。楽しいかっただけでなく、学びの多い山行となりました。
参加者は会員13名、スタッフ3名、総勢16名
◎コースタイム
9:40 余呉駅~10:25 大岩山~10:10 蜂峰~11:35 賤ケ岳(30分休憩)~13:30 大平良山~15:00余呉駅