パーソナル山行「滋賀県長浜市 賤ケ岳・余呉湖一周」

パーソナル山行「滋賀県長浜市 賤ケ岳・余呉湖一周」

UP 2024-11-21
報告者パーソナル委員会
実施日程 2024/11/16
実施場所滋賀県長浜市 賤ケ岳・余呉湖一周

JR余呉駅に9:35集合。 どんよりとした曇り空ではありますが、活動中は雨も降らないだろうという予報です。
今回は事前に、コース地図と共に次の3つの課題を頂いており、いつもと少し違った山行になりそうです。

(課題)

  1.  コース上にピークは幾つありますか? 
  2. 貴方が最もきついと思う登りの区間を地図に記入して下さい。
  3. 2で回答した区間の高低差は何mありますか?

ピーク数の答え合わせを行ってから登山開始。 地図を見ながらそれを検証していきます。 
大岩山(282m)から賤ケ岳(421m)山頂までは整備されており歩きやすい道です。紅葉を楽しみながら歩いていると、カツラの落葉から何ともいえない甘い香りが漂ってきました。269.7の三角点を見つけるために、皆で草をかき分け、あたりを探しまわりました。宝探しをしているようで楽しかったです。
この辺りは織田信長亡き後、羽柴秀吉と柴田勝家が覇権を争った「賤ケ岳の戦い」の戦場跡であり史跡も多く存在します。ときおり足を止め説明板を読みながら、戦国の世に思いを馳せました。
そんな事をしながら100mほど登って稜線に出てたあと、賤ケ岳山頂へ到着。 余呉湖の全景と奥琵琶湖が一望できる素晴らしい景色です。ベンチやトイレも設置されており、お昼時という事もあって、たくさんの方が休憩をとられていました。 
昼食後は下りから登り返して公法寺山(380m)へ。そこから紅葉が楽しめる稜線を進み、3つ目の長くて大きな登りを頑張って大平良山(458m)山頂へ。下山はちょっとしたアクシデントがあり、刺激的な藪道を楽しみつつ、JR余呉駅へと予定より早く無事に戻ってくることができました。
今回90~130m程の大きな登りが3ヶ所ありました。自分が事前課題②で、一番つらいだろうと思っていたのは賤ケ岳から下った後の公法寺山までの2つ目の登り。昼食休憩後で体が重く、等高線が一番密であったからです。90m程の登りは(それはそれでつらかったのですが…)実際登ってみると短く感じました。また、3つめの大平良山までの130mの登りは距離が長く、だらだらと登るため、別のつらさがありました。 今回、事前に地図から地形を読み取り、距離の異なる登りを体感した事で、それがどういう程度のものであるのか「経験」として残りました。楽しいかっただけでなく、学びの多い山行となりました。

参加者は会員13名、スタッフ3名、総勢16名

◎コースタイム
9:40 余呉駅~10:25 大岩山~10:10 蜂峰~11:35 賤ケ岳(30分休憩)~13:30 大平良山~15:00余呉駅

パーソナル合同山行「賤ヶ岳・余呉湖」1
パーソナル合同山行「賤ヶ岳・余呉湖」2
パーソナル合同山行「賤ヶ岳・余呉湖」3
パーソナル合同山行「賤ヶ岳・余呉湖」4
パーソナル合同山行「賤ヶ岳・余呉湖」
パーソナル山行「兵庫県篠山市 白髪岳・松尾山」

パーソナル山行「兵庫県篠山市 白髪岳・松尾山」

UP 2024-11-01
報告者パーソナル委員会
実施日程 2024/10/26
実施場所兵庫県篠山市 白髪岳・松尾山

白髪岳は今年8月3日に初山行の機会を頂いた。夏は元々強い方で事前の「武奈がきつければ、白髪岳もキツイ」と見ず知らずのブロガー山行記に勇気をもらい古市駅から続くカンカン照りの長いアスファルトの道脇に広がる稲穂を横目に「お米の収穫、間近ですね」なんてのんびり会話をしながらジリジリ照り返しの強い暑い道を進んで白髪岳登山口で一息。登り始めた登山口から直ぐに始まる急登300m「この坂きついですね」と何度も振り返り、少し登ってはストップし、いつもより多く取った休憩のせいでペースを崩すことになり、今まで経験したことがないくらい苦しい始まりになった。
幸い魔の急登300m以外は特に問題なく楽しく歩くことができ、ケガなく出発した駅まで戻ることができたのはご一緒してくださった先輩方の背や足元を見ながら一定のペースで歩けたことが体への負担を減らし(特に私の場合は膝、股関節への負担)最後まで歩き通せた理由だと思う。
後日、2度目となる10月26日の白髪岳は少々お天気に心配があったが概ね歩きやすい温度の中を歩くことができ前回苦しんだ登山口の急登300m、その後に続く岩場登り、松尾山からの長い下り坂も参加された皆さんとワイワイ会話を楽しみながら歩くことができ、稲穂に変わる黒豆、落花生畑と駅までの途中、農家さん直売の黒豆などを購入して飲食物が減って軽くなったザックを今朝出かけた時と同じ位の重さに戻し「黒豆1k重い・・・」と言いながら無事に古市駅に到着し、リーダーの終わりの挨拶後、解散となった。
そういえば、8月3日は「自分流の安全でケガを避ける方法」(できるだけ一定のペースで歩き、体に負担をかけない歩き方)とは違った「斑歩き」をせざるを得なかった。理由は急登・猛暑・高湿度の3重苦だったが、後日、8月にご一緒させて頂いた大先輩から「あの時は(8月3日)たぶん軽い熱中症だったんだと思う」とお聞きし「3重苦ではなく4重苦だったの?」と改めて登山がいかにハードスポーツであるかを思い知った2度の白髪岳山行となった。

今夏は早い時期から暑熱順化を意識して、夏に向けて歩ける体づくりをしてきたつもりだったが自分が思っていた以上に今夏の低山は厳しかった。
歩きだして4年とちょっと。少し山歩きに慣れ、気が緩んだ時こそ特に注意!
これからも安全登山を第一に。また、必要な知識を徐々に増やしながら楽しんでいけたらと思っています。

参加者は会員13名、スタッフ5名、総勢18名。

◎コースタイム
JR古市駅9:15(18℃・71%)〜白髪岳登山口10:30(22℃・70%)〜白髪岳12:00〜松尾山13:30(18℃・81%)〜 松尾山登山口15:10〜JR古市駅15:45 
◎歩行距離:約11.5Km
◎時間:6.5h(登り:760m 下り:760m)
◎ルート乗数:22

出発前のミーティング
卵塔 僧侶の墓石
大好きな岩場
大きな岩の下り坂
みんなの笑顔
登山学校2024年度活動報告(第5コース)

登山学校2024年度活動報告(第5コース)

UP 2024-10-31
報告者登山学校
実施日程 2024/10/12(室内),10/20(実習登山)
実施場所(講義)京都テルサ (実習登山)二ノ瀬~千束

 

登山学校2024年度活動報告(第5コース)

 

第5回室内学習は10月12日(土)に①「山の天気」、②「登山計画」という2つのテーマで実施し、実習登山は10月20日(日)に「二ノ瀬~千束」で実施した。毎年このコースは11月に実施する第6コースだが、第5コースの一部が伐採工事で通行不可となっている為コースを変更して実施した。今回からは生徒さんに先頭を交代で歩いてもらい、事前に出しておいた課題の回答を現場で確認しながら読図の実習を進めていく。

第5コースの活動内容は下記のサイトの「第5回」から確認して頂けます。


登山学校ウェブサイト(2024年度活動報告)
令和6年度 秋の自然観察会「京都御苑のキノコ」

令和6年度 秋の自然観察会「京都御苑のキノコ」

UP 2024-10-25
報告者自然保護委員会
実施日程 2024/10/13
実施場所京都御苑(京都市上京区)

令和6年度 秋の自然観察会 ~京都御苑のキノコ~ 実施報告

心暖かい秋の晴天のもと、子ども1名を含めキノコ観察には程よい55名の参加で実施されました。講師の佐野修治氏により、キノコ観察会での氏の一貫したキノコの見方、考え方を教わりました。それは、「人間(ホモ・サピエンス)もキノコも同じ生物であり、大切にしてほしい」という願いを基本にし、「キノコの名前を単に覚えるだけの観察会ではなく、命の観察会である。」という考え方です。キノコを通して、我々人間の生き方、生死観から地球規模の環境問題にまで及ぶ壮大な問いかけを、氏の歩んでこられた人生と重ね合わせながらお話しされました。

詳細は、報告レポート(PDF)をぜひ御覧ください。


R6秋の自然観察会「京都御苑のキノコ」実施報告
登山学校2024年度活動報告(第4コース)

登山学校2024年度活動報告(第4コース)

UP 2024-10-07
報告者登山学校
実施日程 2024/9/7(室内),9/29(実習登山)
実施場所(講義)京都テルサ (実習登山)ケーブル比叡~大原戸寺

 

登山学校2024年度活動報告(第4コース)

 

第4回室内学習は9月7日(土)に「山の地図」というテーマで実施し、実習登山は9月29日(日)に「ケーブル比叡~大原戸寺」で実施した。いよいよ、地形図とコンパスを使った山行が始まった。読図はこれからも続くので、生徒さんには道迷いをしない為の知識と技術を習得して欲しい。

第4コースの活動内容は下記のサイトの「第4回」から確認して頂けます。


登山学校ウェブサイト(2024年度活動報告)
パーソナル山行「滋賀県 リトル比良」

パーソナル山行「滋賀県 リトル比良」

UP 2024-09-24
報告者パーソナル委員会
実施日程 2024/09/21
実施場所滋賀県 リトル比良

2024年度前期最後の山行は、琵琶湖西岸の「リトル比良」。
9月にしては異常な猛暑日続きの上、事前の天気予報はおおよそ雨。前日に天気が急転して実施が決まったものの、酷暑と雨の両方に気を配るのは大変です。
幸い雨のほうは途中パラパラと頬に感じる程度で済みましたが、その分、湿気がすごく、用意していた500ミリリットルのペットボトル4本が次々と空になりました。

コースは「リトル」の名から可愛らしい印象を受けますが、岳山・鳥越峰・岩阿沙利山の3つの低山を結ぶアップダウンはコース定数24とあって、なかなかハード。
先頭を歩くリーダーの、左右に大きく棒を振りながら蜘蛛の巣を払って歩く姿が印象的でした。綿菓子をつくるかのようでした。
花はほとんど咲いておらず、その代わりにいたるところにキノコがにょきにょき! どれも見た目が愛らしく、そこかしこで女性たちの歓声が上がっていました。
ラスト、長丁場のガレ場では足を滑らせないよう気をつかいました。無事に下山して駅に到着したときには達成感と、心地よい疲れが体に残りました。

参加者19名、スタッフ6名。2班に分かれて出発。
スタッフ1名の引率の元、3名が鳥越峰からエスケープルートで近江高島駅に下山しました。

◎コースタイム
JR近江高島駅 8:45 →長谷寺 9:00 →⽯灯篭 9:50 →岳⼭ 11:20 →オウム岩 12:10 →鳥越峰 12:20 →岩阿沙利⼭ 13:40 →寒⾵峠 15:10 →JR北⼩松駅 17:00

◎走行距離/約12㎞
◎時間/8時間15分(休憩時間を含む)
◎コース乗数24

パーソナル山行「リトル比良2」
パーソナル山行「リトル比良3」
パーソナル山行「リトル比良4」
パーソナル山行「リトル比良5」
遭難をなくする集い ~山のリスクマネジメント 道迷い遭難~

遭難をなくする集い ~山のリスクマネジメント 道迷い遭難~

UP 2024-09-04
報告者指導・遭対委員会
実施日程 2024/08/31
実施場所京都市右京ふれあい文化会館

2024年度指導・遭難対策委員会の第3弾の事業となる「遭難をなくする集い」を、京都市右京ふれあい文化会館で開催しました。

講義は、山でのアクシデントの内30%以上と最も多い「道迷い」に焦点をあて、日頃から山での遭難捜索活動に従事している救急救命士の川原氏が「遭難と原因」、「アクシデントを起こさないために」、「セルフレスキュー」の3部構成で、実技を交え講演を行いました。

参加いただいた皆さんは、実際に現場で活動している講師からの事例を交えた内容に熱心に耳を傾け、それぞれで気づきを得ていただけたと思っています。

講習会の様子は、以下サイトの活動レポートページから確認して頂けます。


指導・遭難対策委員会 活動レポートページ
パーソナル山行「大山」

パーソナル山行「大山」

UP 2024-08-29
報告者パーソナル委員会
実施日程 2024/08/24 ― 2024/08/25
実施場所鳥取・大山

一年に一度の宿泊登山。今年は鳥取県の大山(1709m)に登りました。

今回、初日の24日(土)は移動日のため、宿泊先に到着した後、各自で近隣を散策するなどしてリラックスタイムを過ごし、風呂と夕食を済ませ、早めに就寝して翌朝に備えました。
が、このときわたしは内心、ワクワク感より緊張感のほうが強く、正直、気もそぞろでした。天気予報で翌日がかなりの確率で雨予報だったのと、18時頃から地面を叩きつけるような激しい雷雨に見舞われたからです。「滑りやすいだろうな、こわいな」「猛烈な湿気かもしれない」とネガティブなことを思い浮かべました。正直、夜はあまり寝付けなかったです。
が、それでも淡々と準備して出発できたのは、朝、ほかの参加者と「あまり眠れなかったですね」「いつもの睡眠が10割だとしたら3割くらい」「そういうものですよね」などと何気ない会話を通して「みな同じだ」と安心できたからです。宿で朝ごはん代わりに用意してもらったおにぎりにやさしさを感じ、「よし、がんばろう」と心が決まりました。

翌25日(日)はまだ日が昇らない朝5時、雨装備で、2班に分かれて歩きはじめました。

登山口からのルートはよく整備されており、木の階段がひたすら続きます。途中、4合目・5合目…と標識が出てくるので、その標識を見つけるたび励まし合い、またひたすら登りました。

8合目までたどりつくと、そこから先は木道が敷かれた登山道に変わります。木道の周辺には国の特別天然記念物であるダイセンキャラボクが広がり、足元には名前を知らない可憐な花がいくつも咲いていました。とりわけ遠くに見えた雲海と日本海の光景は、これから先も長く記憶に残ると思います。

登頂後、今度は足をすべらせないよう慎重に下りました。足腰はだいぶ疲れましたが、あたりに広がるブナ林の気持ちいいこと! 幸運にも心配していた雨にはほとんど降られず、宿で風呂を借りて、全員、無事に、帰途に尽きました。

 

●1班コースタイム
⼤⼭館5:10スタート 夏山登山口5:15 行者谷分岐6:35 6合⽬避難⼩屋6:55~7:10 大山山頂8:15~8:50 6合⽬避難⼩屋9:35 大上神社11:05 行者登山口11:10 ゴール(⼤⼭館)11:30

走行距離/約6.9㎞ 時間/6.5時間(休憩時間を含む)
上り949m、下り949m コース乗数20(普通)

雄大な大山
クサボタン
雲海と、遠くに日本海
1班集合写真
2班集合写真
行動・登攀技能講習会を実施しました

行動・登攀技能講習会を実施しました

UP 2024-08-21
報告者指導・遭対委員会
実施日程 (室内)2024/7/15 (実践)2024/7/28
実施場所(室内)京都テルサ (実践)金比羅山

2024年度指導・遭難対策委員会の第2弾の講習会を、「行動・登攀技能」のテーマで7月15日(月・祝)と7月28(日)に実施しました。
7月15日(月・祝)は、多様な自然地形や環境の中で、危険を回避し、安全確実、また迅速に行動できるトータルスキルを習得するには何が必要なのか、4つのテーマに絞って室内でレクチャーを行いました。
7月28日(日)は、前回の室内講習の実践編とし、大原の金比羅山にて不整地での歩き方や急斜面の登り下りを徹底して指導、体験していただき、また危険箇所でのフィックスドロープによる安全通過の方法を練習しました。

講習会の様子は、以下サイトの活動レポートページから確認して頂けます。


指導・遭難対策委員会 活動レポート
第78回佐賀国スポ近畿ブロック大会(スポーツクライミング競技会)が開催されました

第78回佐賀国スポ近畿ブロック大会(スポーツクライミング競技会)が開催されました

UP 2024-07-29
報告者競技委員会
実施日程 2024/07/27 ― 2024/07/28
実施場所大阪市ディーボルダリングプラスリード難波

7月27日(土)~28日(日)、第78回国民スポーツ大会(佐賀国スポ) 近畿ブロック大会(スポーツクライミング競技会)が、大阪市のディーボルダリングプラスリード難波で開催されました。

本年度の大会は和歌山県山岳連盟の主管にて執り行われ、近畿2府4県より集結した選手たちが10月に開催される佐賀国スポの出場権をかけて、熱い戦いを繰り広げました。

京都府からは少年男子・少年女子・成年女子種別、各2名が出場しました。
選手の奮闘叶わず、京都府チームは本国スポ出場権の獲得には至りませんでした。
※成年男子は今年度ストレート出場

参加されました選手・監督ならびに競技運営に携わっていただきました各府県役員の皆様、お疲れ様でした。
出場されました選手の皆様の今後のさらなる活躍を期待しております。

 

【大会リザルトはこちら】

icon_pdf 全種別最終成績(PDF)

 

本競技会の結果を受け、京都府からは成年男子チームが、10月の佐賀国スポに出場いたします。
引き続き、京都府選手団へのご支援ならびに応援のほど、よろしくお願い致します。

 

京都府山岳連盟 競技委員会

監督会議
成年女子競技・オブザベーション
少年女子リード競技
少年女子ボルダー競技