登山学校2025年度活動報告(第4コース)
第4回室内学習は①「気象アプリの使い方」、②「登山の疲労と対策」という2つのテーマで実施した。「気象アプリの使い方」は7月の「山の天気」で説明した気象現象の入手方法について、「登山の疲労と対策」については、登り・下り・エネルギー不足・水分不足・環境要因(気温や高度など)による疲労の原因と対策について説明した。
第4コースの活動内容は下記のサイトの「第4回」から確認して頂けます。
登山学校ウェブサイト(2025年度活動報告)
第4回室内学習は①「気象アプリの使い方」、②「登山の疲労と対策」という2つのテーマで実施した。「気象アプリの使い方」は7月の「山の天気」で説明した気象現象の入手方法について、「登山の疲労と対策」については、登り・下り・エネルギー不足・水分不足・環境要因(気温や高度など)による疲労の原因と対策について説明した。
第4コースの活動内容は下記のサイトの「第4回」から確認して頂けます。
8月のパーソナル山行は、小屋泊まりで南アルプス 仙丈ヶ岳に行ってきました。
一日目は、登山口の北沢峠を出発して、馬の背ヒュッテを目指します。約2000メートルからのスタートで、さすがに関西の低地とは違い、暑さは段違い。登山道も整備されていて、歩きやすい道でした。3000メートルの頂上を目指すというプレッシャーがありましたが、夢中で歩いているうちに、気が付いたら山小屋に到着していました。馬の背ヒュッテはこじんまりとした小屋で、快適に過ごせました。夕食はシカカレー。初めて食べましたが、とても美味しかったです。
二日目は、山小屋で朝食後、5:15に出発し、頂上を目指します。途中、中央アルプスや八ヶ岳連峰、そして、槍ヶ岳も望むことができました。
頂上からは、日本一、ニ、三の山(富士山、北岳、間ノ岳)を一望にでき、大感激! 疲れも吹き飛びます!
一方、片側が崖になっている岩場や、両手を使わなければならない岩登りの箇所もあり、油断できないので、慎重に足を運んで進みました。
今回、山小屋泊りや三千メートル級の山が初めての参加者もありましたが、好天気に恵まれ、長時間の歩行や山小屋での過ごし方など、学ぶことがたくさんありました。
また、飛んでいるライチョウやアサギマダラの群舞を目撃するというオマケまであり、楽しく、実りある山行となりました。
◎参加者:会員18名、スタッフ7名
◎コースタイム
一日目:北沢峠13:20 → 薮沢小屋16:00 → 馬の背ヒュッテ16:25
二日目:馬の背ヒュッテ5:15 → 仙丈小屋6:22 → 仙丈ケ岳7:04 →小仙丈ケ岳8:35 → 北沢峠11:48
今年の梅雨は6月に明け、今日の気温の予想は36℃です。涼しさを求めて亀岡市の半国山から流れる音羽川でシャワークライミング(沢登り)をしてきました。音羽川の水量はそこそこ有りこの日は最高の沢登り日和でした。
赤熊バス停で下車して集合場所の駐車場で用意してきた沢登りのための様々なシューズ(渓流シューズ、地下足袋、マリンシューズなど)に履き替えて準備を整えて、着替えなどはリーダーの車に預けて、履き替えの靴、お昼など最低限の荷物で出発。
駐車場から獣除けゲートを越えて20分ほど歩き、音羽川に入水。実に気持ちの良い瞬間でした。何年か振りの冷たい水の中です。
特別コーチのKさんから「特に定められたコースはないので自分で考えて進む、また岩登りの技術などが必要」などの説明を受けながら水をかき分け登りました。場所によっては腰程度の深さも有り、滑って転倒して水浸しになり、いつもの山行とは全く別のものでした。音羽の滝の下流150mの滝で一人ずつロープを使用してビレイで登攀しました、水圧と苔との戦いで新しい経験をしました。終了後ここで靴を履き替えて登山道を下山、ようやくいつもの登山に戻れました(足が滑らないのは何よりです)。駐車場で張ったテントで順番に着替えました。
当初、音羽川は初心者向けとの説明を受けていたが、もっと楽しむためには経験を積む必要があると感じました。
今日は新たな経験をさせていただき、涼しさを充分堪能できました。リーダーならびにコーチのKさんありがとうございました、参加の皆さんお疲れ様でした。
●参加者: 会員 6名、スタッフ4名(特別コーチ Kさん含む)
●コースタイム: 赤熊バス停 8;26着 → 駐車場 9:50発 → 沢登り 10:10開始 → 高度310m付近で昼食11:30~11:50 → 音羽の滝の下流150mの滝を登る 12:00~13:00登山道を下山 → 駐車場 13:40着
報告者 | 競技委員会 |
実施日程 | 2025/07/26 ― 2025/07/27 |
実施場所 | 摂南大学寝屋川C(大阪)/キーボルダリング(奈良) |
7月26日(土)~27日(日)、第79回国民スポーツ大会(滋賀国スポ) 近畿ブロック大会(スポーツクライミング競技会)が、摂南大学寝屋川キャンパス内スポーツクライミング施設および奈良市・キーボルダリングを会場に開催されました。
本年度の大会は奈良県山岳連盟の主管にて執り行われ、近畿2府4県より集結した選手たちが10月に開催される滋賀国スポの出場権をかけて、熱い戦いを繰り広げました。
京都府からは少年男子・成年男子種別、各2名が出場しました。
少年男子は開催県の滋賀を除く5チーム中2枠を争い、非常に競技力が拮抗した激戦となりましたが、京都府チームはリード2位・ボルダー2位、総合3位となり惜しくも本大会出場を逃す結果となりました。
成年男子も選手の奮闘叶わず、京都府チームは本国スポ出場権の獲得には至りませんでした。
※少年女子は今年度ストレート出場
参加されました選手・監督ならびに競技運営に携わっていただきました各府県役員の皆様、お疲れ様でした。
出場されました選手の皆様の今後のさらなる活躍を期待しております。
【大会リザルトはこちら】
https://jmanew.sakura.ne.jp/climbing/temp_results/kokutai/block/2025/kinki/index.html
本競技会の結果を受け、京都府からは少年女子チームが、10月の滋賀国スポに出場いたします。
引き続き、京都府選手団へのご支援ならびに応援のほど、よろしくお願い致します。
京都府山岳連盟 競技委員会
第3回室内学習は「山の天気」というテーマで実施した。山の天気は平地の天気予報とは異なることが有り、そういう時に気象遭難が起こる。気象遭難に遭遇しないために気を付ける気象条件や、夏に雷雨をもたらす積乱雲が発達するときの特徴や避難方法について説明した。
第3コースの活動内容は下記のサイトの「第3回」から確認して頂けます。
報告者 | 登山学校 |
実施日程 | 2025/6/14(室内),6/22(実習登山) |
実施場所 | (講義)京都テルサ (実習登山)蹴上~大文字山~銀閣寺 |
第2回室内学習は6月14日(土)に実施し、実習登山は6月22日に実施した。室内学習のテーマは「山の歩き方」なので、実習登山は第2コースの木の根道、岩場や急坂を使って安全な歩き方の実習を行った。
第2コースの活動内容は下記のサイトの「第2回」から確認して頂けます。
JR野洲駅に8:50集合。9時発の滋賀バスで御上神社前バス停まで約5分。
三上山表登山道登山口を9:30に出発。
前日、梅雨明け報道があり、猛暑を懸念していましたが、出発時の気温30度に対して、湿度は低く感じられ、暑いながらもさわやかに感じながら登り始めました。
三上山は標高432m、登山道は樹木の下で気持ちよく歩けました。
三上山から下り、妙光寺山へ向かう道は、途中、小さなピークをいくつか超えて進みます。岩場や険しい箇所もあり、直射日光が当たる道で、暑さがきつかったです。
標高267mの妙光寺山から下ると摩崖仏があり、ほどなくゴールとなりました。
三上山~妙光寺山の縦走は低山でありながら、森の中や岩場などバラエティーに富んだ道で、楽しい縦走路でした。
◎参加者は会員22名、スタッフ7名、総勢29名
◎コースタイム
9:30三上山登山道入口 ⇒ 10:20三上山 ⇒ 11:15女山 ⇒ 13:55妙光寺山 ⇒14:35摩崖仏 ⇒ 14:42ゴール
報告者 | 登山学校 |
実施日程 | 2025/5/10(室内),5/18(実習登山) |
実施場所 | (講義)京都テルサ (実習登山)伏見稲荷~蹴上 |
今年度も事前応募制とし、応募者を先着60名して募集した。募集初日に33名の応募があり、関心の高さが感じられる。期待に応えられるようスタッフ一同努めていきたい。男女比はやはり女性が圧倒的に多いが、平均年齢は毎年若くなっているように思う。室内学習の講座を充実して、今年度は11講座としている。開校式と第1回室内学習を5月10日(土)、実習登山を5月18日(日)に実施した。
第1コースの活動内容は下記のサイトの「第1回」から確認して頂けます。
2025年度指導・遭難対策委員会の第1弾の講習会「春の雪上訓練」を、京都市の金毘羅山で開催しました。
受講者は近年雪山登山を始めたお二人。今後レベルアップを目指す意欲にあふれており、講師側も自然と指導に力が入りました。
雪山に潜む危険、装備についての疑問や困り事、装着のポイントから始まり、アイゼン歩行にピッケルワーク、岩陵帯での通過や耐風姿勢についてもマンツーマンで熱い指導を行い、
最後は滑落停止姿勢練習を行い、来週に予定している中アの木曽駒ヶ岳での雪上訓練に向けた準備を行いました。
講習会の様子は、以下サイトの活動レポートページから確認して頂けます。