コロナ等のため中止していた三年ぶりの交流会を、氷ノ山戸倉峠から三の丸を往復するコースで実施した。
参加者は、歩き組を含めて11名で、3年ぶりにしては少し寂しい。リフトに近いバックカントリーは流行っているが、山スキーとなると登山とスキーの技術が必要になる。以前は、「山とスキーは一体のもの。」と考える人が多かったが今日、両方一緒にやる方はほとんどいない。今の世の中、そのような金銭的、時間的な余裕もないのが現実だろう。
当日は、天気予報どおりの曇り空で、気温も高く雪は重い。予想していた林道の除雪は、国道から200m辺りまでで、駐車したところからスキー組はスキーを歩き組はワカン等を着けなければならない。約5㎞の林道はつらい。
登山口からは、杉・桧が植林された坂谷コースを登るが、しばらくするとブナとミズナラの広葉樹林帯となり、気分も晴れてくる。傾斜が緩い広い斜面が続きのんびりと歩けるが、高度はなかなか稼げない。下山時、板が滑るか不安にもなる。
右から登ってくる殿下コースに出会う辺りから木々がなくなり、広々とした雪の斜面となる。まもなく三の丸に着くが、スキーで登る方が早いので歩き組の姿は見えない。風がかなり強いので、途中から下山したようだ。
すぐにスキーを滑りモードに切り替え、登りのトレースを外さないように下る。斜面が緩いのでほとんど直滑降に近い姿勢で滑る。林道に戻りしばらく行くと歩き組を追い抜く。やはりスキーは早い!!
長いコースであったが、天気の良い間に予定より早く下山できたことに感謝をし、今回の交流会を終了した。
※来年は、スキー組も歩き組も、短時間で登れて、双方が楽しめるコースで実施したいと考えています。