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「登山学校・基本コース」
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 第6回[第6コース/テーマ:山の自然を楽しむ]
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山肌の紅葉を見ながら二ノ瀬を出発
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ネジキの紅葉
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夜泣峠
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第6回の参加者(班別)
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山中では進行方向の確認が欠かせない
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 午前9:30、二ノ瀬駅集合。駅の北にある広場に移動して、尾松校長から急斜面での上り下りの歩き方やストックを使って体のバランスをとる方法の指導がなされた。その後、参加者にコースの変更が伝えられた。今日は、二ノ瀬〜夜泣峠〜向山〜雲ケ畑川橋〜盗人谷〜氷室〜長坂〜千束のロングコースを予定していたのだが、冬の日暮れは早く多人数での行動では全員が長坂へ到達する時刻に日暮れが予想される。この坂は舗装路だが、もともと湿って滑りやすい急な下り道。疲れと日暮れという条件が重なれば危ないという判断から、コースを変更する旨が伝えられた。
 そのあと参加者48名とスタッフ14名は5班に分かれる。朝の冷え込みが強かったので、たくさん着込んだ参加者に「歩くとすぐに暑くなるので、はじめは肌寒いくらいがちょうどよい」と伝えて衣服調整を促す。そして10:10出発。夜泣峠までは急な上り。一昨年の大雨の影響で峠道のあった斜面は崩落したが、隣に迂回路として階段がつけられ安全に歩ける。急斜面にあるトレイルを整備してくださるトレイル委員会のみなさんの努力に感謝しつつ歩く。夜泣峠に着き、いったんストックから手を離し「整置」する。道の分岐では、自分の進む方向を確認する作業が欠かせない。
 南に進路を取り、向山の山頂へ到達。ここはトレイルの中でも道迷いをしやすいところで、コンパスを使って自分の進む方向を見定める練習をした。山頂から間違った方向に下ると、自分の計画とは異なった危険な場所に入り込む可能性があるのでとくに注意が必要だ。下りになって、露出した木の根や石の上に乗った落葉が下山の難易度を上げる。それでも、稜線上の道は少し葉が落ち気味の紅葉の上に、12月とは思えない明るい光が注ぎ込み心地よい。長い下りを降りきって水力発電所についた。雲ヶ畑川橋を渡って盗人谷に向かう山道を少し登り、13:10昼食場所に到着。行動食をとってはいたが、遅めの昼食は待ち遠しかった。
 30分の休憩のあと再び歩き始める。この先が変更されたルートで、休憩場所から東にある丘を越えて鴨川沿いを南進する。途中で、川向こうに見える小ピークと地形図を照らし合わせてみる。最初は地図上のどのピークか判別しにくかったが、歩を進めるにつれ山の見える角度が変わり明らかになっていく。地形図を読めると道の確認ができるだけではなく、周りの景色がわかる楽しさを伝えられればと思う。そのまま歩きつづけて、今日のゴール(西加茂車庫前バス停)付近の河原に到着。15::20に解散した。(S.F)
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