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「登山学校」特設サイト

 
「登山学校・基本コース」
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 第1回[第1コース/テーマ:山の装備の選び方、使い方]
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第1回の参加者(班ごとに撮影。東山山頂公園で)
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テイカカズラ
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靴紐の結び方と調整の練習
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倒木が片付けられた大日堂西側のトレイルコース
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 開校8年目を迎えた「登山学校・基本コース」。5月11日には67名の受講生を迎え、開校式と第1回目の室内学習を行った。そして、1週間後の5月19日は、京都一周トレイル東山コースの伏見稲荷から蹴上までの約10kmを歩く第1回目の実習登山を実施。
 午前9時に参加者45名と、スタッフ15名の計60名が疏水公園に集合。今回だけあらかじめ分けておいた五十音順の6班編成で行動することを告げ、班ごとに自己紹介・体調・靴紐・コースの確認などを済ませて歩き始める。
 例年どおり、稲荷大社本殿周辺から大鳥居に入るルートを左に外して通行の少ない道を進み、トイレ休憩をとる。ここでは、衣服の調整・水分補給・道標の確認とトレイル地図の活用方法、階段の上り方のコツ、歩く順番の体制立直しを行い、四ツ辻をめざしてゆっくりと階段を上る。
 四ツ辻では吹き出た汗を拭い、京の街並みを見下ろして休憩。以降、稲荷大社参道を離れて住宅地を通り、泉涌寺から今熊野観音へと向かう。トイレをお借りし、参拝して「ぼけ封じ」の願をかけたが、御利益は如何に……。
 トレイルコースに戻り、住宅地を抜けて「京女の森」へ入る。鳥のさえずりに耳を傾けながら自然の中を歩くのは心地よい。国道1号に出ると、黄色い房のような植物で歩道が埋め尽くされている。花吹雪のように頭の上からも降ってくる。おまけに独特の香りが漂う。この張本人は??? 今年の山はとくに黄色が強く、終わりに近いブロッコリーのような黄色い樹木がひときわ目立っている。その正体がシイの木の雄花だとわかってすっきりした。
 道標16-1からは急な階段を上らず車道に沿って歩き、清水山をめざして登っていく。疲労感と休憩を訴える声が聞かれるようになる。登り切った清水山山頂(242.3m)の三角点広場では遅目の昼食と休憩をとり、東山山頂公園へ向かう。ここでは、足先からの靴紐の締め方と結び方、残った靴紐の処理方法を班ごとに実習し、室内学習で学んだ日帰り登山の装備についても、整っているか自己点検をするよう促した。
 このあとは下りの連続。粟田口に下山したあとは、三条通の歩道を一列に歩き、蹴上の田邊朔郎像前広場にゴール。班ごとにストレッチを済ませる。
 行動途中、体調を悪くされた方がスタッフにサポートされながら遅れてゴールされた時には、広場で待っていた参加者から自然と拍手が湧き起こった。登山学校で初めての出会いにも関わらず、同じ志に向かって歩む仲間意識と温かい繋がりが生まれたと思える瞬間だった。頑張れ、8期生! (R.I)
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