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「登山学校」特設サイト

 
「登山学校・基本コース」
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 第4回[第4コース/テーマ:山の地図]
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読図の練習(横高山で)
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ベースプレートコンパスの使い方
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「大原三山(金毘羅山・翆黛山・焼杉山)」(雲母越のビュースポットから)
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第4回の参加者(班ごとに撮影。水井山山頂)
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左=ツリフネソウ  右=急坂の「ボーイスカウト道」を下る
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 9月10日9時。集合時間には見事に全員集合。過去最高の73人の参加者と12人のスタッフは、我々のために増発してもらった9時15分発の臨時便でケーブル山頂駅へと向かった。この臨時便の増発がなければ予定が大幅に後ろ倒しとなるところで、非常にスムーズなスタートとなった。標高が上がるにつれ気温は下がり、心配された暑さも心地よい肌触りとなって絶好の登山日和である。ケーブル比叡駅にて雲母坂からの徒歩組などと合流。総勢86人の過去最多の実習登山にスタッフも緊張する。
 尾松校長からは、前日コース沿線にてクマの目撃があったこと。トイレ休憩の場所が、昨年の釈迦堂からドライブウェイ(峰道レストラン)に変更となったことなど、注意事項の説明が行われた。6班体制。各班約13人、スタッフ2人で順次出発する。
 読図実習では、座学で学んだ地形図や地図記号などと実際の現場とを、一つひとつ照らし合わせる地道な作業を行いながら進む。等高線の密度と実際の傾斜や尾根・谷・鞍部などのイメージを、二次元から三次元に膨らませるのは経験の数が精度を上げる方法だ。GPSで現在位置は把握できても、読図ができなければ進むべき道のイメージはできない。
 横高山では、昼食ののちプレートコンパスの使い方を学習する。なぜ進むべき方向にプレートの矢印が示されるのか、仕組みは理解できなくても実戦で使えるようにしたいものだ。
 最後は、このコース最大の難関「ボーイスカウト道」だ。終日歩いた後での下り坂。段差が太ももにダメージを与えつづけ、トレーニングの必要性を実感させられる。
 『登山学校』の生徒の時に聞かされた言葉を思い出す。「山登りのトレーニングは山登り」――確かにそうだ。最後は林道を通り抜け、戸寺薬師堂前広場に到着。解散は17時前で、大きなトラブルもなく過去最大人数の実習登山は無事終了した。(M.I)


時間記録
叡山ケーブル八瀬駅(9:15出発)→叡山ケーブル比叡駅(9:30)〜峰道レストラン(12:00)〜
横高山(13:00〜13:45)〜水井山(14:35発)〜戸寺・薬師堂広場(16:39/16:59解散)
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