北上してきた梅雨前線によって、小雨煙る蹴上の田辺朔朗博士像の前が集合場所です。雨具とザックカバー姿の51名(スタッフ9名を含む)が、時間どおりの9時に集まりました。
今日は、「山の歩き方」をテーマにトレイルコースを歩きます。尾松校長から、コース概要と行動予定の説明を受け、ストレッチ体操で身体をほぐしてから、10名前後の4班に編成して出発です。日向大神宮では、大神宮のいわれや社殿の構造、特徴などの説明を田畑さんに繰り返してもらいました。
「天の岩戸」からウラジロが青々と繁る登山道に入り、七福思案処と山科方面の展望個所などで小休止。休憩の取り方を復習した後は、坂道の登り方を確かめながら、木の根道や岩の露出個所を進んでいきます。
四ツ辻では、粘土質の滑りやすい斜面を利用して、坂道の登り下り、トラバースの練習を繰り返しました。基本に忠実な歩き方は、強い傾斜でも登り降りができること。また、支点の確保などポイントも学びました。
大文字山の山頂へ正午過ぎに到着し、班ごとに30分の休憩。この頃から明るくなり、大阪方面の眺望もきくようになりました。食事を終えてからは、班ごとに靴紐の結び方を確認し締め直してから出発。下り坂は雨によってさらに滑りやすくなっており、練習内容をおさらいしながら進みます。
雨上がりの「大文字」火床で集合写真を撮り、千人塚から水場を経て、八神社に下山。登山靴や雨具の手入れの説明、スクワットとストレッチ体操のあと、解散しました。
細かい班分けによる指導で、参加者の皆さんにはバランスよく疲れにくい、安定した歩き方を理解し会得していただけたと思います。(T.Y)
《時間記録》6月22日 蹴上・田辺像前(集合=9:00/出発=9:20)〜日向大神宮〜七福思案処〜
四ツ辻(歩行練習=11:20〜12:00)〜大文字山(昼食12:00〜12:50)〜「大文字」火床(13:20〜13:35)〜
千人塚〜八神社(14:00/解散14:30) |