集合場所の銀閣寺門前町観光トイレ付近に、集合時刻の9時には参加者21名とスタッフ6名の全員が集まりました。人数確認と諸注意ののち出発。白川通からUターンし、住宅地に入っていきます。北白川天満宮近くの御旅所の空き地でストレッチを入念にして、再出発しました。
バプテスト病院横からは山道になります。大山祇神社横を通過し、トレイルコースの分岐は左側の新道に。道の両側に大きな岩が転がっています。よく見ると、人工的な細工をしたものが混ざっています。石切場跡の表示がありました。何らかの事情で放置された石のようです。
白幽子旧跡を通過し、登り道の傾斜はだんだん大きくなります。道の横に小さなお堂があり、その中に石像が。周りを見ると同じような別のお堂があり、石像も見られます。「○○童子」の名が表示されています。狸谷不動尊の上にある巡回路の石像群で、三十六番の石像を過ぎると瓜生山頂上広場(301m)に着きました。ここで一休みして先へ進みます。
この後、北東方向に向けてほぼ水平な尾根道が続きます。先ほどまでの谷道の蒸し暑さに比べて、谷からの風が穏やかに顔にあたり涼しい尾根道です。疎らな木々のため、直射日光が遮られて心地よく感じられます。途中からは、歩き易い音羽川修復工事路の林道です。
11時30分に石鳥居横の広場に到着しました。ここで昼食。昼食中に150名の大集団がやってきました。「京都新聞」主催のファミリーハイキング一行。一気に騒々しくなりましたが、昼食後予定どおり「ストックの使い方」の講習を行いました。
午後の最初は、音羽川最上流の小さな沢を渡ります。先ほど習ったストックを使って、危なげなく渡り切りました。
水飲対陣跡碑からは、頂上に向って登り坂の連続です。浄刹結界跡で、比叡山における女人禁制に触れました。
このあと、道の傾斜はますます急になります。平坦地で休憩を取りながらゆっくり歩を進め、電波塔横へ出ました。14時30分にケーブル比叡駅に到着。ここで遅れているメンバーを待ち、全員揃ったのを確認して解散。
その後、希望者23名は大比叡山頂(848.3m)まで歩き、一等三角点を踏んでそれぞれの帰途につきました。(K.O) |